本學院は全寮制〔普通課程〕と神社寄宿〔専修課程〕の生活を基本に、勉学と社務実習をバランスよく取り入れ効果的に教育すると共に、近畿圏内各神社の特殊神事の拝観、各地の史跡見学等多彩で充実した体験教育にも力を注いでいる。
普通課程 Ⅰ類・Ⅱ類
【全寮制】
石清水八幡宮境内の学生寮は鉄骨造二階建、収容人数46名、全室冷暖房完備の大変近代的な建物であり、快適な生活環境が整っている。学生寮では規律正しくも和やかな雰囲気の中でスポーツ大会等開催し良好な共同生活を送っている。寮生活では将来社会人として重要な協調性、自立心、行動力が育てられ卒業生からは大変有意義な生活環境であるとの評価を得ている。
【勉学】
実習終了後京都市内の学校に通学し、午後1時から5時迄授業を受ける。校舎は冷暖房完備の良好な教育環境であり、古典に親しみ、我国の正史を紐解き、雅楽、祭式、習字等の実技も取り入れ神社神道全般の知識が習得出来るよう多彩なカリキュラムが組まれている。
【社務実習】
石清水八幡宮において午前中様々な祭典に祭員、伶人として奉仕をする中で、神様に仕える大切さをいち早く学べる他、社務実習では参拝者への対応、神饌、御札の調製、又出張祭の研修、衣紋等多岐に亘り神職が直接指導し、卒業後は神社界で即戦力となり得るように実践教育を行っている。
専修課程
【神社寄宿制・社務実習】
本学院の専修課程は「高等専門教育機関」として神社本庁から平成15年に認可され、2ヵ年間で神職階位「明階」検定合格を授与することが許された普通神職養成機関で唯一の課程である。
専修課程は京都府内の各実習神社に寄宿しながら社務実習を行っている。神社寄宿は、一足早く実社会を経験することになるだけでなく、それが歴史と文化の息づく京都の社での実習であることから、学生達にとって貴重かつ重要な体験となり、将来神職となった時の大きな財産となるであろう。
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【勉学】
夫々の御社で清掃奉仕など朝のお勤めを終え登校し、午前9時から正午過ぎまで授業を受ける。普通課程より更に専門的な講義が増え、神社財務、労務管理、施設管理、情報処理、英会話など、より実践的なカリキュラムを組み入れ、正に明階を取得するに相応しい充実した画期的な内容となっている。