階位の種類と取り方

 神職になるための資格を「階位(かいい)」と言います。階位には五段階あり、上から浄階(じょうかい)、明階(めいかい)、正階(せいかい)、権正階(ごんせいかい)、直階(ちょっかい)となっています。階位を取得するには、まず、神職としての学識を神社本庁から認定されてなければなりません。学識認定は「階位検定合格証」によって認定されます。

 階位検定に合格するには
1.直 階・・・神職育成機関普通課程予科、神職養成通信教育、階位検定講習会のいずれか
2.権正階・・・神職育成機関普通課程、神職養成通信教育、階位検定講習会、階位検定試験のいずれか
3.正 階・・・神職育成機関普通課程、階位検定講習会、階位検定試験のいずれか
4.明 階・・・神職育成機関高等課程、同専攻課程・同明階総合課程・同専修課程、階位検定試験のい

       ずれか

の課程を履修修了し、神社庁を経由して神社本庁に「階位検定願」を提出しなければなりません。その上で必要な神務実習を修了の後、再度神社庁を経由して神社本庁に「階位授与願」を提出します。本庁よりその検定合格に見合った「階位証」が授与されます。
  尚、浄階については、現に神職である者に対し、その在職年数、功績等を勘案して与えられますので、通常の方法では取得できません。